ホログラムディスプレイとは?
ホログラムディスプレイと聞くと、SF映画などでなにもない空中に3D映像が投影されるモノを思い浮かべる方も多いかと思われますが、一般的にホログラムディスプレイとはブレードにLEDライトがついておりそれが回転しながら点灯することで立体的に見える映像を作り出すディスプレイのことを指すことが多いです。ですので映画のように指先で触れたりすることもできませんし、ブレードの回転がブレたりすると映像もそれに伴って歪んだりしてしまいます。映画の近未来のようなことを再現するためにはかなり高額なデバイスが必要ですが、ブレードタイプであっても物珍しさからアイキャッチ効果などはかなり期待できます。続いての章では、そういったホログラムディスプレイのビジネスでの活用例を見ていきましょう。
ホログラムディスプレイのメリット
この記事を読んでいる方の中には、ホログラムディスプレイを使用してみたいといった方もいらっしゃるかと思います。この章ではそういった方々向けに、ホログラムディスプレイのもつメリットをご紹介していきたいと思います。以下がホログラムディスプレイのメリットになります。
- アイキャッチ効果が高い
- SNSでの拡散効果が期待される
- 意外とメンテナンスが楽
- リースやレンタルも可能
アイキャッチ効果が高い
ホログラムディスプレイ最大のメリットはアイキャッチ効果が高いことです。現代の日本ではまだそれほどホログラムディスプレイは普及しておらず、おいておくだけでかなり珍しく目立ちます。存在感をアピールしたい商品や、とにかく多くの人に見てもらいたいものなどをホログラムディスプレイで映すことは効果的と言えます。
SNSでの拡散効果が期待される
上記のアイキャッチ効果に近いのですが、ホログラムディスプレイはその珍しさからSNSでの話題性や拡散効果は期待できます。現代日本でSNS、とくにツイッターの拡散効果はあらゆるビジネスで重要視されていますので、そういったメディアでの話題性があるという意味でのめりっとがホログラムディスプレイには存在します。
意外とメンテナンスが楽
実際にホログラムディスプレイを販売・レンタルしている企業の公式ホームページでよく言われていることとして、普通の液晶パネルなどのメンテナンスより遥かに楽で、コストがかからないと言われています。
リースやレンタルも可能
まだ一般的でないデバイスをいきなり購入するのは不安という方はリースやレンタルといった選択肢を取ることができます。いきなり購入するのではなく、宣伝効果や使い勝手をお試しするという意味でも、こういった選択が取れることは大きなメリットの一つではないでしょうか。
以上がホログラムディスプレイのメリットになります。一言でまとめると、日本ではまだ珍しいディスプレイだからこその長所が多いです。つづいてはデメリットに関しても見てみましょう。
ホログラムディスプレイのデメリット
ホログラムディスプレイを使用するデメリットは以下のようなものが挙げられます。
- 視野角が狭い
視野角が狭い
ホログラムディスプレイは立体的に見せることが可能ですが、基本的には画像が狭く一部の角度からしか正確に映し出すことができません。ですので、あらゆる角度から的確に表示させようとしたり、巨大な画像を映し出そうとしたりすると思った以上に高コストになってしまう可能性があります。
広告媒体として画像のサイズが大きくできないことは時には大きなデメリットになってしまいますね。
メリット・デメリットを比較した際に、クリエイティブさが大切なのか、大きさが大切なのかを比較しながら利用を検討してみると良いかもしれません。
ホログラムディスプレイの活用例
まだまだ日本でホログラムディスプレイは珍しいものですが、うまく活用することでユニークな広告媒体や、立体見取り図などになることができます。この章ではそういった活用例を具体的なケースを交えながらご紹介していきます。以下の活用例を見ていきます。
- 展示会などで
- 商業施設で
- インテリアとして
- 演出として
- 住宅展示でも
- 博物館など
展示会などで
ホログラムディスプレイが他の一般的なディスプレイと異なる最も特徴的な点は「目立つこと」です。この特性を活かせる場として代表的なのが、展示会であることは想像が付きやすいのではないでしょうか。実際にホログラムディスプレイに目立たせたいモノを投影させるのはもちろんですが、間接的に展示物の名前などをホログラムディスプレイで表示させるだけでもかなりのアイキャッチ効果は見込めます。
商業施設で
ショッピングモールなどでホログラムディスプレイはかなり効果的な広告媒体となることができます。沢山の人が集まるショッピングモールで1人でも多くのお客さんの目を引きたい場合などはホログラムディスプレイの導入を検討してみても良いかもしれません。少なくとも親子連れのお子さんは反応してくれること間違いありません。
インテリアとして
ホログラムディスプレイはいわばLEDライトですので、実際にはインテリアとして取り入れられないようなものでも、それを可能にしてくれます。例えば、リゾートホテルのエスニック風な部屋で、炎のインテリアを本物を使用してしまうとかなり危険ですが、ホログラムディスプレイであれば、安全かつインパクトのある一品になります。他にも投影させる映像次第で、様々な雰囲気のインテリアになることが可能です。
演出として
インパクトの強いホログラムディスプレイは、演出でその長所を発揮することもできます。例えば、結婚式の演出で、単にプロジェクターで映像を投影するのではなく、ホログラムディスプレイで1部演出を加えることで、インパクトがあり感動的な演出を実現することが可能です。
住宅展示でも
住宅販売などに赴いた際、写真だけ見せられてもいまいちピンとこないことはありませんか?そこで少しでもわかりやすく映し出せるのがホログラムディスプレイです。住宅の外観はもちろん、部屋の間取りなどもホログラムディスプレイで投影することでイメージがつきやすくなります。そして何よりもインパクトがあります。
博物館など
データさえ構築できれば、どんなものでも立体的に映し出せるのがホログラムディスプレイです。例えば、昔生きていた恐竜をホログラムディスプレイで立体的に映し出し、なおかつそれが実際に目の前で動くことができれば間違いなく来場客の記憶にのこります。また、好奇心旺盛な子供が多く学びに来る場である博物館で、ホログラムディスプレイがあることにより興味を持ってもらうことができます。アイキャッチ効果が重要な施設でのホログラムディスプレイの貢献度は計り知れません。
以上がホログラムディスプレイの活用例になります。一読していただけるとおわかりかもしれませんが、とにかくホログラムディスプレイはインパクトがあるため、目立つという特性を活かしたい場合には活躍が期待できます。
ホログラムディスプレイの原理について
本記事の冒頭でも触れましたが、ホログラムディスプレイの原理としては、回転するブレードにLEDライトが付いていて、それをコンピュータ計算したタイミングで点灯させることで立体的な映像を作り出すことができる仕組みです。他にも「ホログラムディスプレイ」というと、
- ペッパーゴースト型
- 水蒸気スクリーン
- 網膜ディスプレイ
なども同様の名称で呼ばれていますが、これら3種はビジネスシーンや、ちょっとした演出につかうとなると膨大な予算を組み、大掛かりな設備を用意しなければなりません。
2020年には、鬼滅の刃が流行していましたがホログラムディスプレイファンを使う事により演出をさらに豪華にされていました。
一般的なデジタルサイネージと同様の用途で使うのであれば、本記事でご紹介したブレードタイプがおすすめです。
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