デジタルサイネージの画面サイズの選び方

デジタルサイネージを導入するにあたって重要な要素となるのが画面サイズです。テレビやタブレット、スマートフォンなどのデジタルデバイスはディスプレイサイズの大画面化が進み、さらに高性能なものになっています。デジタルサイネージも同様に、サイズだけでなくきめ細かな画質で息を飲むほどの美しさの製品が続々と登場。しかし、どれだけ画質が良くても、設置場所に適した画面サイズでなければ見づらく感じてしまうもの。
そこで今回は、デジタルサイネージを導入する際に覚えておきたい、最適なディスプレイの画面サイズの選び方について詳しく解説していきます。

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デジタルサイネージの画面サイズとは

デジタルサイネージに使用される液晶モニターは、市販されているテレビと同じ規格のものがほとんどです。大きく分けて横と縦の比率が「4:3」と「16:9」の液晶モニターが存在し、現在ほとんどの製品が16:9のワイド画面となっています。4:3の比率の製品は、ブラウン管や初期の液晶モニターに多く採用されていた歴史がありますが、現在ではほとんど見かけることはなくなりました。
液晶モニターのサイズを表す単位としては「インチ」または「型」が使用されますが、当然のことながらインチ数が大きくなればなるほど液晶モニタのサイズも大型化します。一般的には30〜60インチの製品が多いですが、70インチや80インチ、さらに大型のものになると100インチ以上の製品も存在します。
デジタルサイネージに多く採用されるインチ数と、液晶部分のサイズは以下の通りです。

 

インチ数 横×縦 (mm)
32 708×398
46 1018×573
55 1218×685
60 1328×747
80 1771×996
100 2214×1245
200 4428×2491

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デジタルサイネージ |サイズと解像度

デジタルサイネージ イラスト

インチ数で表記される画面の大きさと混同しがちなのが、液晶モニターの解像度です。解像度とは液晶モニター内にあるドットの数を表したもので、解像度が大きければ大きいほどきめ細かな画質を表現できます。また、パソコンなどを接続する際には一度に多くの情報量が表示できます。
たとえば、ある画像を液晶モニターで出力するとき、100のドットで表現した場合と1000のドットで表現した場合を比較すると、明らかに後者のほうが鮮明に映ることは明白です。ドットの数が少なくなればなるほど、モザイクのような荒い画質になってしまい表現力は劣ってしまうのです。
液晶テレビでは「フルHD」や「4K」「8K」という表記で商品が宣伝されることも多いですが、まさにこれが解像度を表しています。フルHDは1920×1080のドットがあり、4Kの場合は3840×2160、8Kでは7680×4320ものドットで表現するため、まさに桁違いの画質といえるのです。
ちなみに、インチ数で紹介した縦横の数字はあくまでも液晶部分の物理的な大きさを表すものであり、4Kや8Kの解像度とは異なるため注意が必要です。

デジタルサイネージ |屋内設置

音声対話サイネージの設置におすすめの場所

屋内にデジタルサイネージを設置する場合、設置場所や用途によっても適した画面の大きさは異なります。たとえばオフィス内に設置する場合には、極端に離れた場所から見ることも少ないため、30〜40インチクラスのデジタルサイネージが適しているでしょう。およそ1〜2メートル程度の距離からデジタルサイネージを見る場合に適したサイズといえます。
一方で、同じ屋内であっても不特定多数の利用者が目にする機会の多い駅構内などに設置する場合は、最低でも50インチ以上のデジタルサイネージが求められます。およそ2〜3メートル程度離れた場所からも視認できる大きさのため、構内を歩きながらでも無意識に目に入ってくるはずです。

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デジタルサイネージ |屋外設置

デジタルサイネージ

屋外にデジタルサイネージを設置する際には、屋内よりも大きい画面の製品が求められます。たとえば大きなビルや商業施設の壁面に設置する場合には、200インチまたはそれ以上の大きさでなければ多くの利用者の目を惹くことはできません。
一方、同じ屋外であっても、個人で経営しているお店の軒先に出すような場合であれば、40インチや50インチ程度のデジタルサイネージが適しているでしょう。
100インチや200インチクラスのデジタルサイネージを導入するとなると、極めて高額な費用がかかってしまいますが、設置できる場所も限られています。一般的な用途であれば、40〜50インチ程度のデジタルサイネージがもっとも実用的といえるのではないでしょうか。

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デジタルサイネージ

デジタルサイネージを選ぶうえでもっとも重要なポイントは、用途や設置場所に応じて最適な画面の大きさを選ぶことです。画面の大きさが大きければ大きいほど視認性が高く迫力もあると考えられがちですが、デジタルサイネージとの距離が近すぎると見づらく感じてしまうことも多いもの。
今回紹介した内容を参考にしながら、最適なデジタルサイネージの画面サイズを検討してみてください。

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