デジタルサイネージ用スタンドはどう選ぶ?

デジタルサイネージを設置する際に不可欠なのが専用のスタンドです。屋外に設置する大型のデジタルサイネージであれば個別に固定されているため不要な場合が多いですが、店内やオフィス内など屋内に設置する際にはスタンドを活用したほうがスタイリッシュに見えます。

しかし、デジタルサイネージを初めて導入する場合には、どのようなポイントに注意してスタンドを選べば良いのか分からず、迷うことも多いでしょう。そこで今回の記事では、デジタルサイネージ用スタンドの選び方や主な種類についても紹介します。

デジタルサイネージ

デジタルサイネージ用スタンドのメリットとデメリット

まずはデジタルサイネージ用スタンドを活用するメリットとデメリットについて紹介します。

デジタルサイネージ用スタンド|メリット

デジタルサイネージ用スタンドを活用する最大のメリットは、一般的なテレビスタンドとは異なり縦方向での設置にも対応できる点です。テレビやPCモニタとしてディスプレイを使用する場合、横方向に設置するケースがほとんどです。しかし、従来の野立看板の多くは縦方向の形状が一般的であるのに加え、歩行者の目線に合わせることを前提で考えても、デジタルサイネージは縦方向に表示したほうがメリットが大きいのです。

また、店舗の営業時間に合わせてデジタルサイネージを移動することを考えると、キャスターが付いた専用のスタンドを活用したほうが扱いやすいです。

デジタルサイネージ用スタンド|デメリット

デジタルサイネージ用スタンドのデメリットとしては、一般的なテレビ台と比較してもコストが高いことが挙げられます。大型のディスプレイを独立して支えるスタンドは耐荷重を考慮しても製造コストは高くなりがちです。

また、ディスプレイとメディア再生機器やSTBを接続する際には、うまくケーブルを取り回さないと配線が露出してしまい、スタイリッシュな見た目が損なわれてしまう可能性もあります。

デジタルサイネージやレンタルのメリット・デメリットについては他の記事で紹介しています

デジタルサイネージとは?|メリットデメリットについて
デジタルサイネージのタッチパネルのレンタルとは?メリットなど
デジタルサイネージのレンタルについて|効果的な使い方
デジタルサイネージの効果やメリットについて

デジタルサイネージ用スタンドの主な種類

デジタルサイネージ

デジタルサイネージ用スタンドにはどのようなタイプの製品があるのでしょうか。代表的な種類に分けて紹介します。

デジタルサイネージ用スタンド|ケーシングスタンド

ケーシングスタンドとは、ディスプレイをすっぽりと覆うようなケース状のスタンドです。ディスプレイ背面やサイドにある端子部分が覆われるため、いたずらをされて端子が抜き取られたり、破損されたりするリスクを軽減できます。

ケーシングスタンドは安定性にも優れ、屋外用のデジタルサイネージなどにも活用されることが多いですが、その分価格も高額となる傾向があります。

デジタルサイネージ用スタンド|カタログスタンド

カタログスタンドはその名の通り、ディスプレイの下部または横にカタログを補充できるタイプのスタンドです。商品のプロモーション映像を放映しながら、興味を抱いた来店客がパンフレットを持ち帰ってもらえるように訴求できます。

ちなみに、カタログスタンドは縦方向にするとカタログの補充スペースが確保できなくなるため、ディスプレイを横方向に設置するタイプが多いです。

 

デジタルサイネージ用スタンド|イーゼルスタンド

イーゼルスタンドとは、店頭の軒先に設置するような野立看板と形状が似たタイプのスタンドです。もっともシンプルなスタンドであり、軽量かつコンパクトなため、個人で経営しているような小規模店舗にも最適なスタンドといえるでしょう。

種類毎のより詳しい説明に関しては他の記事で紹介しています。

デジタルサイネージの仕組みについて
デジタルサイネージの効果やメリットについて
デジタルサイネージの失敗しない選び方
デジタルサイネージの種類を解説
デジタルサイネージ用スタンドはどう選ぶ?

デジタルサイネージ用スタンドの選び方

デジタルサイネージ

デジタルサイネージ用スタンドはどのようなポイントに注意して選べば良いのでしょうか。今回は3つの点について解説します。

 

デジタルサイネージ用スタンド|サイズ

まずはディスプレイサイズを決め、それぞれに適したスタンドを選びましょう。デジタルサイネージ用スタンドの多くは「○インチから○インチまで」といったように、適合サイズがあります。デジタルサイネージ本体のサイズはもちろんですが、スタンドに設置した際の寸法を考慮して設置場所を検討する必要があります。

サイズについてはこちら

デジタルサイネージの画面サイズの選び方

デジタルサイネージ用スタンド|移動が必要?

店舗の開店や閉店に合わせ、デジタルサイネージを移動する必要がある場合には、キャスター付きのスタンドを選びましょう。特に個人で経営している小規模の店舗や、ショッピングモール内で営業しているテナントなどの場合は、営業中には店舗の軒先にデジタルサイネージを出して、営業終了後に店内にしまうケースも想定されます。移動がスムーズにできるか、ディスプレイをスタンドにセットしたときに安定しているかも製品選びの重要なポイントです。

 

デジタルサイネージ用スタンド|設置スペース

デジタルサイネージ用のスタンドを選ぶ際には、ディスプレイだけではなく、メディア再生機器の設置スペースも検討しなければなりません。再生機能が内蔵されているディスプレイであれば問題ありませんが、別途STBや再生機器をセットする場合は専用のスペースを考慮しておく必要があります。

スタンドとは別に再生機器を設置する棚などを使用する場合には、背後からケーブルなどが露出しないよう、見た目にも注意しておきたいところです。

設置場所についてはこちらを参照ください

デジタルサイネージの導入時のポイント
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